お店の建物にについて

2008年5月

私たちはこの土地に足を踏み入れました。

そこにあったのは使われなくなった古い民家。

それまで、さまざまな人の、家族の生活、

喜怒哀楽と共に過ごし見守ってきた、

沢山の思いが詰まった家。

そして私たちは、

自分たちで

この家に新しい風を吹き込み、

新しい物語を紡いでいこうと決めたのです。

こうして

Soupsの店づくりがスタートしました。

はじめは荒れて鬱蒼とした土地に
ボロボロの民家が一軒建っているだけ。

唐松を切り、藪を払って
風通しを良くしつつ、
建物の壁を取り払うところから
始まりました。

それから一年半
庭の整備を進めながら
下水を掘り、基礎を打ち、壁を作り、
完成した店の様子をあれこれ想像しながら
少しずつ少しずつ
店を作って行ったのです。

当時はいつ果てるともしれない作業に
不安を抱きつつ過ごしていましたが
今となっては
とても有意義で楽しい時間だったと
思っています。

そして2009年9月
SoupsYatsugatakeは
最初のお客様を迎えたのです。

はじめはまだ客席の窓も無い
吹きっ晒しのレストランでしたが
やがて窓が入り、ドアが付き
屋根の断熱が入り、
薪ストーブが入り・・・

そうして今も少しづつ
店が変化しています。
（要は未完成なんです・・・）